【「介護食」の認知度調査】種類で最も認知度が高いのは「やわらか食・ソフト食」で約77%に。重視するポイントは「咀嚼・嚥下レベルに合っていること」|株式會社談
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【「介護食」の認知度調査】種類で最も認知度が高いのは「やわらか食・ソフト食」で約77%に。重視するポイントは「咀嚼・嚥下レベルに合っていること」

「介護食」と聞いて、みなさんはどんな食事を思い浮かべるでしょうか。

やわらかく煮込んだもの、細かく刻んだもの、ペースト状にしたもの、ゼリー状に固めたものなど、実にさまざまな形があります。そして、噛む力や飲み込む力がどの段階にあるかによって、選ぶべき種類は変わってきます。

では、こうした介護食の「違い」は、世の中でどれくらい知られているのでしょうか。

そこで今回は株式会社NEXER Groupと共同で、全国の男女500名を対象に「介護食の種類に関する理解と選び方」についてのアンケートをおこないました。

「介護食の種類に関する理解と選び方に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年7月8日 ~ 7月15日
調査対象者:全国の男女
有効回答:500サンプル
質問内容:
質問1:あなたは「介護食」という言葉やその内容について、どの程度ご存じですか。
質問2:次にあげる「介護食の種類」のうち、名前や内容を知っているものをすべてお選びください。(複数回答可)
質問3:介護食は、噛む力や飲み込む力など、ご本人の状態に応じて種類を使い分ける必要があります。このことをご存じでしたか。
質問4:もしご自身またはご家族のために介護食を選ぶとしたら、種類選びで重視すると思うポイントをすべてお選びください。(複数回答可)
質問5:その中で、最も重視するポイントを1つお選びください。
質問6:そのポイントを最も重視する理由を、具体的にお聞かせください。
質問7:「咀嚼や嚥下のレベルが違っても、家族や他の利用者と”同じ献立”を食べられる」ことに、どの程度価値を感じますか。
質問8:そのように回答した理由を、具体的にお聞かせください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

質問1:あなたは「介護食」という言葉やその内容について、どの程度ご存じですか。

まず、「介護食」という言葉やその内容をどの程度知っているか聞いてみました。

その結果、「種類の違いまで含めてよく知っている」が3.2%、「言葉は知っており、内容もなんとなく知っている」が26.0%となり、合わせて29.2%が介護食の内容を知っていると回答しました。

一方で、「言葉は聞いたことがあるが、内容までは知らない」が33.4%、「まったく知らない」が37.4%でした。

「介護食」という言葉を聞いたことがある方は6割を超えているものの、内容まで知っている方は3割弱にとどまりました。言葉としては一定の広がりを見せている介護食ですが、その具体的な種類や違いまで理解している方は、まだ少ないというのが実情のようです。

質問2:次にあげる「介護食の種類」のうち、名前や内容を知っているものをすべてお選びください。(複数回答可)

続いて、「介護食」という言葉やその内容を知っている方に、介護食の種類のうち名前や内容を知っているものを聞いてみました。

最も多かったのは「やわらか食・ソフト食(形はあるが箸やスプーンでくずせるやわらかさ)」で、76.7%でした。

次いで、「刻み食(きざみ食)(食材を細かく刻んだもの)」と「ミキサー食(食材をペースト状にしたもの)」が58.9%と続きました。

数ある種類のなかでも、「やわらか食・ソフト食」の認知度が頭ひとつ抜けています。“やわらか”という言葉から、やわらかさや食べやすさをイメージしやすいこと。そうした名称のわかりやすさも、知られやすさにつながっているのかもしれません。

質問3:介護食は、噛む力や飲み込む力など、ご本人の状態に応じて種類を使い分ける必要があります。このことをご存じでしたか。

続いて、「介護食」という言葉やその内容を知っている方に、介護食は噛む力や飲み込む力など本人の状態に応じて種類を使い分ける必要があることを知っていたか聞いてみました。

その結果、「よく知っていた」が24.7%、「なんとなく知っていた」が70.5%となり、合わせて95.2%が状態に応じた使い分けを知っていたと回答しました。

一方で、「知らなかった」は4.8%でした。

介護食について一定の理解がある方の多くは、「本人の状態に合わせて選ぶもの」という前提をしっかり押さえているようです。

ただし、内訳を見ると「よく知っていた」は24.7%で、「なんとなく知っていた」が大半を占めています。

使い分けが必要だという“認識”はあっても、「では、どの状態のときに、どの種類を選べばよいのか」という具体的な判断までは、まだ十分に浸透しきっていない可能性がうかがえます。

質問4:もしご自身またはご家族のために介護食を選ぶとしたら、種類選びで重視すると思うポイントをすべてお選びください。(複数回答可)

続いて、もし自身や家族のために介護食を選ぶとしたら、種類選びで重視すると思うポイントをすべて選んでもらいました。

最も多かったのは「ご本人の咀嚼・嚥下レベルに合っていること」で、81.5%でした。

次いで、「味の美味しさ」が65.1%、「栄養バランスの良さ」が59.6%、「価格の手頃さ」が50.7%と続きました。

そのほか、「見た目の良さ」が27.4%、「家族や普通食と同じメニューで提供されること」が15.8%、「その他」が0.7%でした。

介護食を選ぶうえでは、本人の噛む力や飲み込む力に合っているかどうかが、最も重視されていることがわかります。安全に食べられることは、介護食選びの大前提といえそうです。

とはいえ、「味の美味しさ」「栄養バランスの良さ」「価格の手頃さ」も、いずれも半数以上が挙げている点は見逃せません。安全であることに加えて、毎日の食事として無理なく続けられるかどうかも、介護食に求められている大切な要素だといえそうです。

質問5:その中で、最も重視するポイントを1つお選びください。

では、その中で最も重視するポイントはどれなのでしょうか。

1つだけ選んでもらいました。

最も多かったのは「ご本人の咀嚼・嚥下レベルに合っていること」で、53.4%でした。

次いで、「味の美味しさ」が22.6%、「栄養バランスの良さ」が10.3%と続きました。

質問6では、そのポイントを最も重視する理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

「ご本人の咀嚼・嚥下レベルに合っていること」と回答した方

  • 食べやすさを一番重視したいので(20代・男性)
  • 咀嚼や嚥下のレベルが合っていないと、誤嚥や窒息といった命に関わる重大な事故につながる恐れがあるためです。本人が安全に、安心して食事を楽しめることが何よりも最優先だと考えています。(30代・女性)
  • レベルに応じた食事にしないで肺炎になっては介護の意味がない気がするから(40代・男性)

「味の美味しさ」と回答した方

  • 味が美味しくなかったら食が進まない(30代・女性)
  • 味がおいしくないと、続けられないと思うから(40代・男性)
  • おいしくなければ、いくら食べやすい・飲み込みやすい形状でも食べる気持ちが湧かないと思うからです。(40代・女性)

「栄養バランスの良さ」と回答した方

  • なるべく健康的でいてほしいから。(40代・女性)
  • 栄養バランスが摂れていることが大切だと思うので(50代・男性)
  • 栄養が摂れていなければ健康でいられない(60代・男性)

咀嚼・嚥下レベルに合っていない食事は、誤嚥や窒息、肺炎などにつながる可能性があるとして、安全面を重視する声が見られました。

一方で、味の美味しさを重視する方からは、食が進まない、続けられないといった理由が挙げられています。介護食は安全に食べられることが前提でありながら、本人が食べたいと思える味や、健康を支える栄養バランスも欠かせない要素だといえそうです。

質問7:「咀嚼や嚥下のレベルが違っても、家族や他の利用者と”同じ献立”を食べられる」ことに、どの程度価値を感じますか。

最後に、「咀嚼や嚥下のレベルが違っても、家族や他の利用者と”同じ献立”を食べられる」ことに、どの程度価値を感じるか聞いてみました。

その結果、「とても価値を感じる」が16.6%、「やや価値を感じる」が46.8%となり、合わせて63.4%が「同じ献立」を食べられることに価値を感じると回答しました。一方で、「あまり価値を感じない」が17.4%、「まったく価値を感じない」が19.2%でした。

質問8では、価値を感じる理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

  • 同じ料理を食べられるのは幸せそう(20代・女性)
  • 介護してもらってる人も疎外感を感じずに済むし、調理する方も少し楽になりそう(30代・女性)
  • 普通の人と同じ食事を食べることで老化したと感じることが少なくなり精神的にもいいから(30代・女性)
  • 同じメニューを囲むことで「一緒に食事を楽しんでいる」という一体感が生まれ、会話も弾むため価値はあると思います。ただ、食感や見た目が変わりすぎて本人の食欲が落ちたり、安全性が疎かになったりしては本末転倒なので、第一に安全性を考慮した上で、無理のない範囲で同じメニューにできれば良いと考えているからです。(30代・女性)
  • 食を通した共通の話題になるから(40代・男性)
  • 普通に食べられないことは精神的にとてもしんどいことなので。(40代・女性)

同じ料理を囲むことで生まれる一体感、そして疎外感がやわらぐこと。そうした“食事のもうひとつの価値”に目を向ける声が多く見られました。

介護食は安全に食べられることが前提ですが、食事は栄養を摂るだけの時間ではありません。家族や周囲の人と同じ献立を囲むことは、会話や安心感につながり、本人の気持ちを支える要素にもなりそうです。

まとめ

今回の調査では、「介護食」の言葉を知っている方の95.2%が「状態に応じた使い分けが必要」と認識していることがわかりました。種類選びでは53.4%が「咀嚼・嚥下レベルに合っていること」を最重視し、誤嚥への警戒がはっきりと表れています。

一方で、「味の美味しさ」や「栄養バランスの良さ」を重視する声もありました。

介護食は安全性だけでなく、本人が食べたいと思える味や、毎日続けられる内容であることも大切だといえそうです。

株式會社談では、利用者様の咀嚼機能レベルに応じて、「ソフト食・ミキサー食・ゼリー食」をご用意しています。日々の献立と同じメニューで製造しているため、利用者様にも喜ばれています。

施設様は、湯煎・スチームコンベクション・再加熱カート(キャビネット)で温めて盛り付けるだけで、おいしい食事を提供できます。利用者様の状態に合わせた介護食を検討している施設様は、ぜひ株式會社談へご相談ください。

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