ミキサー食の利用経験者はわずか6.6%。実際に使った人の約8割が安全管理・衛生面を「重視する」と回答|株式會社談
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ミキサー食の利用経験者はわずか6.6%。実際に使った人の約8割が安全管理・衛生面を「重視する」と回答

噛む力や飲み込む力は、年齢を重ねるにつれて、あるいは体調の変化とともに、誰にでも少しずつ変わっていくものです。これまで当たり前にできていた「食べる」という行為が難しくなったとき、食卓を支える選択肢のひとつとして挙げられるのが「ミキサー食」です。

ミキサー食とは、食材をペースト状にすることで飲み込みやすく調整した食事のことです。主に介護や医療の現場で用いられており、噛むこと・飲み込むことに不安のある方でも、無理なく食事を楽しめるよう工夫されています。

とはいえ、その名前や具体的な内容は、私たちの暮らしのなかでどれくらい知られているのでしょうか。

そこで今回は株式会社NEXER Groupと共同で、全国の男女500名を対象に「ミキサー食に対する認知と印象」についてのアンケートをおこないました。

「ミキサー食に対する認知と印象に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート調査
期間:2026年8月1日 ~ 8月7日
調査対象者:全国の男女
有効回答:500サンプル
質問内容:
質問1:「ミキサー食」を知っていますか。
質問2:「ミキサー食」と聞いて、どのような印象を持ちますか。
質問3:そのような印象を持つ理由を教えてください。
質問4:現在、ご自身またはご家族でミキサー食を利用していますか。
質問5:ミキサー食に求めることは何ですか。(複数選択可)
質問6:その中で、最も重視する点とその理由を教えてください。
質問7:ミキサー食を選ぶ・利用するにあたり、「安全管理や衛生面(食中毒対策、衛生基準への準拠など)」はどの程度重視しますか。
質問8:その理由を教えてください。
質問9:ミキサー食について、「もっと知りたいこと」や「あれば利用しやすいと思う情報・サービス」があれば教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

質問1:「ミキサー食」を知っていますか。

まず、「ミキサー食」という言葉やその内容を、どの程度知っているか聞いてみました。

最も多かったのは、「知らなかった」で69.8%でした。

次いで、「言葉は知っている」が17.4%、「内容まで知っている」が6.8%、「実際に見たことがある」が4.2%、「実際に食べたことがある」が1.0%、「作ったことがある」が0.8%と続きました。

およそ7割の方が「知らなかった」と答えており、ミキサー食の認知はまだ十分に広がっていない様子がうかがえます。

介護や医療の現場では日常的に用いられている食事であっても、多くの人にとっては、暮らしのなかでその名前や内容に触れる機会が限られているのかもしれません。

質問2:「ミキサー食」と聞いて、どのような印象を持ちますか。

続いて、「ミキサー食」と聞いてどのような印象を持つか聞いてみました。

その結果、「高齢者や介護食というイメージがある」が20.4%、「飲み込みやすそう」が18.4%、「見た目があまり良くなさそう」が6.6%、「特にイメージはない」が30.2%でした。

最も多かったのは「特にイメージはない」という回答でした。

ミキサー食という言葉に対して、まだ具体的なイメージを持っていない方が一定数いることがわかります。

前の設問で約7割が「知らなかった」と答えていたことを踏まえると、認知の低さがそのまま印象の薄さにつながっていると考えられます。

質問3では、そのような印象を持つ理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

「高齢者や介護食というイメージがある」と回答した方

  • 病院で働いていたことがあるので(30代・女性)
  • 祖母が亡くなる前に施設でミキサー食だったから(40代・女性)
  • 若い健康な人には縁のない食なので。(40代・男性)

「飲み込みやすそう」と回答した方

  • 固形じゃないので噛まなくて済むから(30代・女性)
  • 噛まないでいいので嚥下が難しいかたもお食事しやすいと思います。(40代・女性)
  • ミキサーにより、固形物でなくなるから(40代・男性)

「見た目があまり良くなさそう」と回答した方

  • ミキサーで混ぜただけの食事だと思ってしまうから。(20代・男性)
  • すべてを混ぜてしまうと色がすごくなるから(30代・女性)
  • 細かくするので彩りとか見た目があまりよくなさそうなイメージ(40代・女性)

病院や施設で見聞きした経験から、高齢者や介護食のイメージを持つ方が多く見られました。一方で、固形物ではないぶん「飲み込みやすそう」と好意的に捉える声がある半面、見た目や彩りに不安を感じるという声も寄せられています。

ミキサー食は「飲み込みやすさ」を連想されやすい食事である一方、「見た目の印象」には課題を感じられやすい傾向があるようです。

質問4:現在、ご自身またはご家族でミキサー食を利用していますか。

続いて、現在自身または家族でミキサー食を利用しているか聞いてみました。

その結果、「現在利用している」が1.2%、「過去に利用したことがある」が5.4%、「利用したことはない」が93.4%でした。

「現在利用している」と「過去に利用したことがある」を合わせても6.6%にとどまり、利用経験のある方はごく一部であることがわかります。

多くの方にとってミキサー食はまだ身近な存在とは言えない状況が見えてきます。

しかし、ミキサー食は、ご家族の介護やご自身の体調の変化などをきっかけに、ある日突然必要になる可能性のある食事でもあります。

利用経験の有無にかかわらず、「どのような食事なのか」をあらかじめ知っておくことは、いざというときに落ち着いて選択肢を検討するうえで、大きな助けになるのではないでしょうか。

質問5:ミキサー食に求めることは何ですか。(複数選択可)

続いて、自身または家族でミキサー食を利用している、または利用したことがある方に、ミキサー食に求めることを聞いてみました。

最も多かったのは、「元の料理の味や風味がしっかり感じられること」と「飲み込みやすさ」で、それぞれ33.3%でした。次いで、「栄養バランス」が30.3%と続きました。

ミキサー食には「食べやすさ」だけでなく、「元の料理のおいしさや風味を感じられること」も強く求められていることがわかります。さらに、毎日の食事として無理なく続けていくうえでは、栄養バランスも欠かせない要素として意識されているようです。

質問6では、その中で最も重視する点とその理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

「味・風味(おいしさ)」を重視する方

  • おいしさ。おいしいものが食べたいだろうから。(50代・女性)
  • 味が気になります(50代・男性)

「飲み込みやすさ」を重視する方

  • 飲みやすくするための食事だから(50代・男性)
  • ミキサーを使うことで柔らかく細かくするので飲み込みやすさが良くなると思う(60代・女性)

「見た目」を重視する方

  • 自分で入院中食べさせられて、見た目は良くないし、何の料理かわからない味だったから、味と見た目は大事(40代・女性)
  • 食欲をそそる見た目の美味しさです。(60代・女性)

「ミキサー食であってもおいしいものを食べたい」「元の料理の味が気になる」といった声のほか、飲み込みやすさを重視する意見、そして見た目が食欲そのものに関わると感じている声も見られました。

ミキサー食には、飲み込みやすさを確保しながらも、味や見た目にまで配慮することが求められていると言えそうです。

質問7:ミキサー食を選ぶ・利用するにあたり、「安全管理や衛生面(食中毒対策、衛生基準への準拠など)」はどの程度重視しますか。

続いて、自身または家族でミキサー食を利用している、または利用したことがある方に、ミキサー食を選ぶ・利用するにあたり、安全管理や衛生面をどの程度重視するか聞いてみました。

その結果、「非常に重視する」が42.4%、「やや重視する」が36.4%となり、合わせて78.8%が安全管理や衛生面を重視すると回答しました。

一方で、「あまり重視しない」は15.2%、「まったく重視しない」は6.1%でした。

ミキサー食は食材を細かくしてペースト状にする調理工程を経る食事だからこそ、味や飲み込みやすさに加えて、安全性や衛生面も重要な判断材料になっていることがうかがえます。

質問8では、重視する理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

  • 安全性は大前提だと思うから(40代・女性)
  • 病気になりたくないから(40代・女性)
  • 日持ちしなさそうなので気をつけたい(50代・男性)
  • 何が入っているかわからないから(50代・女性)
  • 細かいところが洗いにくそうなので衛生上の面が心配になる(60代・女性)

「安全性は大前提」と考える声や、病気を防ぐために衛生面を気にする声が多く見られました。あわせて、日持ちや原材料、調理器具の洗浄のしやすさに不安を感じている方もいるようです。

ミキサー食を安心して利用するためには、食べやすさやおいしさだけでなく、調理・保管・提供の各段階における衛生管理にまで目を配ることが求められていると言えるでしょう。

質問9:ミキサー食について、「もっと知りたいこと」や「あれば利用しやすいと思う情報・サービス」があれば教えてください。

最後に、ミキサー食について「もっと知りたいこと」や「あれば利用しやすいと思う情報・サービス」があるかを聞いてみました。

  • まずどんな食品なのか理解したい(20代・男性)
  • 美味しいレシピ(20代・女性)
  • どのような食材を混ぜてミキサー食にしたら栄養が取りやすく美味しいかが知りたいです(30代・女性)
  • 言葉自体初めてきいた、CMなどで流れれば知ることができそう(30代・女性)
  • どれくらい値段がかかるのかを知りたい(40代・男性)
  • おすすめのミキサーが知りたい。 1食から多めの量まで使え、お手入れが簡単なもの。(40代・女性)

まず「ミキサー食がどのような食品なのか知りたい」という、基本的な理解を求める声が目立ちました。加えて、美味しいレシピや、栄養を取りやすく美味しく作るための食材の組み合わせを知りたいという声も挙がっています。

さらに、費用の目安や、使いやすいミキサーに関する情報を求める方もいました。

ミキサー食をより身近な選択肢としていくためには、「そもそもどんな食事なのか」という基本に加えて、作り方や費用、調理のしやすさまで、実際の利用をイメージできる情報が求められているようです。

まとめ

今回の調査では、69.8%が「ミキサー食」を知らなかったと回答し、現在または過去に自身・家族で利用したことがある方は6.6%にとどまりました。多くの方にとって、ミキサー食はまだ身近な食事ではないことがわかります。

一方で、利用経験のある方からは、元の料理の味や風味、飲み込みやすさ、栄養バランスを重視する声が挙がりました。また、78.8%が安全管理や衛生面を重視すると回答しています。

ミキサー食は、必要になって初めて意識されやすい食事です。だからこそ、どのような食事なのか、どう作れば美味しく安全に利用できるのかを、事前に知っておくことが大切ではないでしょうか。

株式會社談では、チルド式施設配食サービスを手掛けています。冷蔵保存された安全でおいしい料理を、湯煎・スチームコンベクション・再加熱カート(キャビネット)で温めて盛り付けるだけで提供できます。

利用者様の咀嚼機能レベルに応じて、「ソフト食・ミキサー食・ゼリー食」もご用意しています。介護施設での食事提供や嚥下状態に合わせた食事形態にお悩みの際は、ぜひ株式會社談にご相談ください。

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