ソフト食準備の不安要素1位は「適切なやわらかさの調整(21.6%)」、2位「本人の満足度(21.4%)」に
噛む力や飲み込む力は、年齢や体調の変化とともに、少しずつ移り変わっていくことがあります。これまで問題なく食べられていたものが、あるとき急に食べづらく感じられるケースも少なくありません。
そうした変化に気づいたときに、毎日の食事を支える選択肢のひとつとなるのが「ソフト食」です。ソフト食とは、食材をやわらかく調理し、噛みやすく飲み込みやすい状態に整えた食事を指します。
では、いざご家族のためにソフト食を準備することになったとき、人はどのような難しさや不安を感じるのでしょうか。また、どのような支援があれば助かると考えているのでしょうか。
そこで今回は株式会社NEXER Groupと共同で、全国の男女500名を対象に「ソフト食を自宅で準備する際の課題と支援ニーズ」についてのアンケートをおこないました。
| 「ソフト食を自宅で準備する際の課題と支援ニーズに関するアンケート」調査概要 調査手法:インターネットでのアンケート 調査期間:2026年9月8日 ~ 9月15日 調査対象者:全国の男女 有効回答:500サンプル 質問内容: 質問1:ご自身またはご家族のために「やわらかい食事(ソフト食)」を作ったり用意したりした経験はありますか。 質問2:もしご家族のためにソフト食を準備することになったら、どの程度対応できると思いますか。 質問3:その理由を教えてください。 質問4:ソフト食を自宅で準備するとしたら、どのような点が大変・不安だと感じますか。 質問5:その理由を教えてください。 質問6:ソフト食の準備において、どのようなサポートやサービスがあれば助かると思いますか。 質問7:その理由を教えてください。 質問8:市販のソフト食や配食サービスを「利用したい」と思いますか。 質問9:その理由を教えてください。 ※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。 |
質問1:ご自身またはご家族のために「やわらかい食事(ソフト食)」を作ったり用意したりした経験はありますか。
まず、自身または家族のためにソフト食を作ったり、用意したりした経験があるかを聞いてみました。
」を作ったり用意したりした経験はありますか。.png)
最も多かったのは、「ない」で84.6%でした。
次いで、「たまにある」が10.4%、「一度だけある」が3.6%、「日常的にある」が1.4%と続きます。
8割以上の方がソフト食を作ったり用意したりした経験を持っておらず、多くの方にとって、いまだ身近な食事とはいえない状況がうかがえます。
一方で、ソフト食はご家族の年齢や体調の変化などをきっかけに、ある日突然必要となることも考えられます。だからこそ、必要になったときにどのような点で困りやすいのかを、あらかじめ知っておくことが大切だといえるでしょう。
質問2:もしご家族のためにソフト食を準備することになったら、どの程度対応できると思いますか。
続いて、もし家族のためにソフト食を準備することになったら、どの程度対応できると思うか聞いてみました。

最も多かったのは、「自分で対応するのは難しいと思う」で33.8%でした。次いで、「レシピを調べれば作れる」が26.0%、「市販品や配食サービスに頼りたい」が15.8%と続きます。
自分での対応に難しさを感じる方がいる一方で、レシピなどの情報さえあれば作れると考えている方も一定数いることがわかりました。
質問3では、それぞれの回答理由についても聞いてみたので、一部を紹介します。
「自分で対応するのは難しいと思う」と回答した方
- どのくらいの硬さがいいか判断しずらいから(30代・女性)
- 作り方がわからない(30代・男性)
- ソフト食を知らないから(30代・男性)
「レシピを調べれば作れる」と回答した方
- 作る頻度が少ないからレシピを見たらできると思う。(20代・女性)
- 今の時代ネットに情報が転がっているはずだから(20代・男性)
- 最近のレシピは手順が詳しいから。(20代・女性)
「市販品や配食サービスに頼りたい」と回答した方
- 作ったことがなく、手間も時間もかかるから(30代・男性)
- 自分で作るのは大変そうなので市販品を使いたい(30代・女性)
- 自分では作れない(30代・女性)
回答を見ると、「硬さの判断が難しい」「作り方がわからない」といった不安が挙がる一方で、詳しいレシピがあれば対応できそうだという声も見られました。また、調理の手間や時間を考慮し、市販品や配食サービスを活用したいと考える方もいるようです。
質問4:ソフト食を自宅で準備するとしたら、どのような点が大変・不安だと感じますか。
続いて、ソフト食を自宅で準備するとしたら、どのような点が大変・不安だと感じるか聞いてみました。

最も多かったのは、「適切なやわらかさの調整」で21.6%でした。
次いで、「本人が満足してくれるか」が21.4%、「調理の手間と時間」が19.8%と続きます。
質問5では、それぞれの回答理由についても聞いてみたので、一部を紹介します。
「適切なやわらかさの調整」と回答した方
- 柔らかすぎると美味しくないと思うから。(20代・女性)
- どのくらいが柔らかいかが分からないから(20代・男性)
- 使ったことがないのでやわらかさの調整が難しそうだと感じたから(30代・女性)
「本人が満足してくれるか」と回答した方
- 食べるのは自分でないから(20代・女性)
- 喜んでくれるかわからない(20代・女性)
- 他人の好みがわかりません。(30代・女性)
「調理の手間と時間」と回答した方
- 普通に作るより大変だと思うので(20代・女性)
- どんな工程が増えるか分からないから(30代・女性)
- 食事作りに時間をかけられる余裕がないから。(30代・女性)
回答を見ると、ソフト食では「どの程度やわらかくすればよいのか」という判断に不安を感じる方が多いようです。また、食べる本人の満足度や、日々の調理にかかる手間・時間についても、準備する側にとって大きな気がかりになっていることがうかがえます。
質問6:ソフト食の準備において、どのようなサポートやサービスがあれば助かると思いますか。
続いて、ソフト食の準備において、どのようなサポートやサービスがあれば助かると思うか聞いてみました。

最も多かったのは、「レシピ情報」で31.6%でした。
次いで、「市販のソフト食」が24.4%、「ソフト食を作りやすい調理器具」が15.0%と続きます。
自分で作るための「レシピ情報」が求められている一方で、手軽に利用できる「市販のソフト食」や、調理の負担を軽くしてくれる器具にもニーズがあることがわかりました。
質問7では、それぞれの回答理由についても聞いてみたので、一部を紹介します。
「レシピ情報」と回答した方
- 見ながら作れるから(20代・女性)
- 作り方がわかれば出来ると思う(20代・女性)
- 詳しい作り方を教えてくれるので一番頼りになると思うから(30代・女性)
「市販のソフト食」と回答した方
- 冷凍食品みたいな即席でできるものがあると便利だと思う。(20代・女性)
- 簡単に調理できそうだから(20代・男性)
- 安価で買えれば直良(20代・女性)
「ソフト食を作りやすい調理器具」と回答した方
- つくるにあたって便利だろうから(20代・女性)
- 簡単にできるようになると思うから(30代・女性)
- 簡単に作れて後片付けも簡単な器具があれば楽になるから(30代・女性)
回答を見ると、作り方を知るための情報だけでなく、手軽に用意できる市販品や、調理・後片付けの負担を減らせる器具まで、幅広く求められているようです。ソフト食を準備する人の状況によって、必要とするサポートも異なってくることがうかがえます。
質問8:市販のソフト食や配食サービスを「利用したい」と思いますか。
最後に、市販のソフト食や配食サービスを「利用したい」と思うか聞いてみました。

その結果、「機会があれば利用したい」が38.2%で最も多く、「ぜひ利用したい」が7.0%でした。この2つをあわせると45.2%となり、およそ半数が利用に前向きな姿勢を示しています。
一方で、「あまり利用したいと思わない」が21.8%、「まったく利用したいと思わない」が33.0%で、あわせて54.8%となりました。
質問9では、市販のソフト食や配食サービスを「利用したい」と回答した方に、その理由についても聞いてみたので、一部を紹介します。
- 今まで配食サービスを使っていて大きな不満はなかったから(30代・男性)
- プロに任せたい(40代・男性)
- 必要なときがあるから(30代・女性)
- 今は基本親がやってくれるので機会があったらやってみようと思う。(20代・女性)
- 自分で作るのが大変な時やめんどくさい時に便利だと思う。(20代・女性)
- 全部やるのは大変だから(30代・女性)
回答を見ると、自分で準備する負担を減らしたいという声や、必要なときに利用できる便利さを評価する声が多く挙がりました。毎回すべてを自分で用意するのではなく、状況に応じて市販品や配食サービスを取り入れたいと考える方も少なくないようです。
まとめ
今回の調査では、84.6%がソフト食を作った経験は「ない」と回答し、33.8%が準備について「自分で対応するのは難しい」と感じていることがわかりました。準備する際の不安としては、「適切なやわらかさの調整」「本人が満足してくれるか」「調理の手間と時間」が挙げられています。
また、あれば助かるサポートでは「レシピ情報」が31.6%で最も多く、市販のソフト食や配食サービスについても45.2%が「利用したい」と回答しました。
ソフト食は、家族の年齢や体調の変化などをきっかけに、必要になることがあります。
作り方を知っておくことに加え、市販品や配食サービスなど、無理なく準備するための選択肢をあらかじめ知っておくことが、いざというときの安心につながるのではないでしょうか。
介護施設・病院向けの配食サービス「談らん」を手がける株式會社談では、利用者様の嚥下レベルに合わせたソフト食・ミキサー食・ゼリー食をご用意しています。お届けするお食事は温めて盛り付けるだけで提供でき、調理の手間や時間も大きく軽減できます。
管理栄養士が監修した献立で栄養バランスとおいしさを両立しており、まずは試食セット(3食分)で、その味をお確かめいただけます。ぜひ一度お試しください。
<記事等でのご利用にあたって>
- 引用元が「株式会社NEXER Groupと介護施設の配食サービス『株式會社談』による調査」である旨の記載
- 本記事(https://www.dan1.jp/2026/09/28/sofutoshoku-fuanyouso/)へのリンク設置
